コロナ禍で向き合わされた自分の本音。
その使命に気づいた時、
僕の第二の人生が始まりました。

人生には、様々なストーリーがあります。
荒波に呑まれ、溺れてしまう人。
波風立たず、何の苦労もなく人生を送る人。
僕は言わば後者で、表面上は何の問題もない人生を生きてきました。
コロナが世界を飲み込んだ2020年。
新卒から17年も勤続した、会社を辞める決心をするまでは。
僕は幼少期から、無意識に自分を良く見せたいというクセがありました。
家族とは仲が悪いと言うわけではなかったけど、放任主義で関わりの浅い家庭で育ちました。
三人兄弟の末っ子で、何かにつけて兄や姉と比較されて育ったため、もっと親から愛されたい、認められた い、と強く思うようになり、いつしかありのままの自分では愛されないのでは?と、ますます「いい子」として 生きるようになっていきました。
そして学校や会社でも、周りの評価ばかりを気にして、いい人を演じてきたように思います。
30才で結婚し、32才でマンションを購入。翌年長女が 誕生。その2年後に長男が誕生しました。
周りから見れば、順風満帆な人生に見えたに違いありません。
だけど、どこか僕の心には違和感がありました。
この違和感の原因は何なのか?
こんなにも幸せなのに、なぜ欠乏感があるのか?
僕はその根源を探るため、心理学や自己啓発などの様々な講座を受講したり、書物を読み漁り始めます。探求を進めていくうちに、自分の気持ちを伝えると他人から拒絶される、という思い込みがあることに気づきます。
だから当たり障りなく、人に嫌われないように、本音を言わずに生きてきたのだなと。さらに、失敗することに対しての恐れが強いこともわかってきました。
いつもどこかで他人の目を気にし、本音や本質で人と繋がりたいと思いながら、言いたいことも言えない自分。 本当の自分じゃない自分。
これが僕の違和感、欠乏感の原因だと突き止めたのです。
そのうち、僕はこのままこの人生を続けて良いのだろうか?という疑問を抱き始めます。
家庭も仕事も安定している。
何のトラブルもなく、今まで生きてきた。
だけど僕の人生、本当にこのまま何の波風も立てず、何の失敗も挑戦もなく、淡々と続けて良いの だろうか?
それが本当に自分の人生を生きたと言えるのだろうか?
頭ではわかっていても、怖さから急に言動を変えることができない自分に矛盾を感じていた頃、世界的なパンデミックが日本にも忍び寄っていました。
そしてついに、友人の会社があっという間に事業を縮小、閉鎖へ追い込まれる事態となりました。
僕の住む沖縄は、まだまだオンライン化が進んでいません。そんな環境下で今回のコロナの影響をモロに被ったのが、中小企業です。
この年、沖縄では過去最悪の廃業が報じられることとなりました。
僕は新卒からITの会社に勤めていたので、デジタルやITの知識が少なからずありました。
だからなぜみんなが暮らしが便利になるオンライン化を進めないのかが、不思議でした。
友人の会社もオンライン化できていれば、事業が続けられたのかも?と思うと、僕の持っている知識やスキルがお役に立てたのに…と、とても残念な思いでした。
残念な思いと同時に、不安定で混乱している時だからこそ、僕にも何かできることがあるのではないか?と思うようになってきました。
今こそ自分を変える、その時なんじゃないか?
そして純粋に、地元沖縄の人達を救いたい。コロナで苦しむ人達をサポートしたい。と思ってしまっていたのです。
20代に何も挑戦してこなかったことを後悔している超安定志向の僕に、新卒から17年も勤続した会社を辞めるという、まさに人生初のバンジージャンプを飛ぶ日が訪れます。
2020年、年末。僕は会社を退職し、ITコンサルタントとして生きていく道を選びました。
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今回のコロナ騒動で最も痛手を被った、中小企業の方達。そこには、苦手意識から来る、オンライン化へ踏み込めない大きな壁があることを知ります。
その手立てはないか?と模索していた時、LINE公式アカウント(以下: 公式LINE)と出会い、 その多彩な機能に衝撃を受けます。
来店スタンプやクーポンの発行など、お客様と直接、双方向にコミュニケーションできたり、初期費用が無料で始められる上、オンライン化も叶えられるのです。
これは中小企業の方達に必要なツールに違いない!と確信した僕は、早速、公式LINEの業界トップのコンサルスクールで講座を受講し、認定コンサルタントの資格を取得しました。
今僕は、公式LINEの運用コンサルタントをメインに、パソコンやデジタルに苦手意識を持つ方々へ、もっとオンラインを上手に使って、日々の暮らしや仕事を快適にするためのサポートをしています。
僕の使命は、デジタルを通じて誰かと繋がり、その人もゆたかに、自由に、そしてその人らしく生き、事業を繁栄させるお手伝いをする事なんだとわかりました。
この使命に気づくまで、僕は本音や本質を大切にしたいと心の中で思いながら、本音を言うと嫌われるのでは?笑われる のでは?という怖さから、人と深く関わることを避けてきたように思います。
誰かが本音で話しているのが羨ましかった。
誰かの人生の、山や谷が羨ましかった。
上辺だけの「いい人」を脱ぎ捨てられた今、ようやく自分の本音と向き合う事ができました。
つまりそれは、誰かの本音と向き合い、夢を応援する覚悟ができたと言う事でもあります。
もっと自分らしく生きるために。
もっと自由で、心ゆたかに暮らしていくために。
これからも、お一人おひとりのお悩みを丁寧に掘り起こし、オンラインを仕事や暮らしに上手に取り入れられるご提案をしていきます。
略歴

城間大輔(シロマ ダイスケ)
オンラインワーク・ラボ代表
LINE公式アカウントの業界トップのコンサルスクールであるMARKELINK社のLINE公式アカウント/Lステップ認定コンサルタント
LINE公式アカウント/Lステップの構築、コンサルをはじめ、ホームページ作成、ITテクニカルサポートなど、デジタルやオンラインに関する幅広い提案、サポートを行っている。
フランクな人柄と、温厚な性格が女性にも人気のコンサルタント。
豊富な専門知識で、法人・個人問わず、全国に多くの顧客を抱える。
1980年、沖縄の離島生まれ。妻と子ども3人で那覇在住。
サータアンダギーが好き。
幼稚園のお迎えや、入浴、寝かしつけが日課の3児の父親でもある。